ので、今回のテーマにした。
カルテを電子化することにより下記のような利点がある。
1) 複数の科を受診する受診者や入院受診者の検査結果 等の情報を外
来や病棟において、どこでも共有できるようになるため、医療の質及
び医療安全の向上につながる。
2) カルテや検査結果の搬送等にかかる時間を短くすることで、受診
者の待ち時間の短縮が目指ざせる。
3) 医療情報のデータ化に伴い検査結果等の提供が容易になり、受診
者との情報共有によりインフォームドコンセントを実現できる。
<導入事例>
病院にとって最大の悩みはバッテリーの駆動時間だった。病院は
NECの電子カルテシステムを入れていたが、3年ほどでPCのバッテ
リーが15分ほどしか保たなくなった。(筆界道社会保障病院)
交換すればPC70台と、費用も馬鹿にならない。
ここで利用されたのがiPadである。WindowsXPの時にも書いたが、
PCの移行をPCで行うのは、良い方法ではない。その一部や今回の用
途によってはiPadだけで十分である。
しかもタブレット方式ならではのタッチパネルによる入力容易性、教
育をしなくても使える利便性により多くのメリットがでてくる。
多くの病院で電子カルテを導入されているが、メーカ色もでていて統
一できていない事がある。これはこれで標準化の問題で課題になる
が、これは別に機会に書きたい。
<検討事項>
導入に際して検討したことは以下の3点である。
1) 現在使っている電子カルテシステムが使える事
2) 端末からでも電子カルテの機能を全て使える事
3) 低コストによる移行をする事
一件ハードルが高そうであるが、iPadもコンピュータであることを
認識できれば、解決方法は至って簡単に思い浮かぶ。
iPadを業務で使うには、何もアプリを開発しなくても使う事ができ
る。これは端末として利用する事を意味する。リモートデスクトップ
方式である。かつこれまでのPCはリモートされるPCとしてコンセン
リモートアクセスに関連して、セキ
ュリティ対策に日本ベリサインの
ュリティ対策に日本ベリサインの
電子証明を入れた。その他iPadと
Bloetoothで接続できるバーコー
Bloetoothで接続できるバーコー
ドリーダーも導入した。
<課題>
ただここでの問題は、キーボード用に
作られてシステムを使うにはiPadを使っているのにもかかわらずキーボ
ードが必要になる。これがどうしても許せない場合は、入力項目だけで
もFileMakerなどで画面を開発する事もできる。
作られてシステムを使うにはiPadを使っているのにもかかわらずキーボ
ードが必要になる。これがどうしても許せない場合は、入力項目だけで
もFileMakerなどで画面を開発する事もできる。
しかしタブレットの利用は、単にアプリを使うだけでなく、PCの端末
替わりで使える上に、小型軽量化され稼働時間が長いなど利点が多い
と言える。
【この記事のまとめ】
iPadを利用するというと、それはPCと別物とされるがそれではな
い。タッチ用アプリを使えるし、リモートアプリを介してPCのソフ
トをそのまま使う事ができる。
もっと広い視点でタブレットの導入を考えなければいけない。ランニ
ングコストもPCに比べて低いので、短期にみても費用的に有利と言
える。
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