2013年9月29日日曜日

iPadの社内システム接続におけるセキュリティー確保

iPadの導入が進んでいますが、銀行に限らず多くの企業はどうやって社内システムにアクセスしているのでしょうか?方法はいくつかありますが、下記のような製品を利用してセキュリティーを確保しているようです。1番目のベリサインの製品はアサヒビールが大量に導入しています。以下代表的なものをご紹介します。

    製品名         提供会社
  1. MPKI for Device  日本ベリサイン(シマンテック子会社)から出ています。
  2. CAHATTO    E-Janネットワークのも相当数の実積があるようです。
  3. FileServerPad    株式会社NSDから提供されています。


それぞれ特徴がありますし、この手のソフトゆあシステムは他にもありますので、用途とコストに合わせて導入を検討しましょう。ホストコンピュータをお持ちの企業はそのメーカー(富士通とかIBMとか)に相談されるのが一番堅いです。しかし部門内で導入する場合には、上記の会社を参考にして、情報システム部にご相談下さい。

iPadで顧客に関するデータを扱う場合は、手軽なだけに注意が必要です。PCのようにローカルディスクにデータが無い分セキュアですが、それでも純分な備えは必要です。その意味ではWiFiだけの接続の方が、安全度は高いかも知れません。iPadを紛失してもすぐには接続されないからです。WiFi装置を持ち歩くのは面倒ですが、1つの防犯遅延になります。

これから出るiPadには指紋認証装置がボタンに付くと言われていますが、iPhone5sが出てから数日でドイツのハッカーにより(指紋認証を破るコンテストでの出来事ですが)解除されてしまいました。これは使用者の指紋を入手して実施するとの事ですから、コップなど触った時は、指紋を拭き取る習慣を身につける必要が出てきました???

iPadとクラウドを利用してワークスタイルを変える新業務革命のすすめ

「複数サイトでもIDは1つ 利便性向上、政府が企業連携支援」とはどんな意味

これは例で見るとヤフーとTUTAYAがネットで利用するIDとポイントを統合したことからも分かるように、いくつものサイトで同じIDで入る事が出来ると言うことです。楽天がこれに参加すると、ヤフーと楽天に同じIDで入る事ができるようになります。

一件便利そうに見えますが、これは政府が指導する顧客情報の共有化と言う事で、ある種個人情報の公開に近い物になります。そもそも個人としてIDはそれ程多く持っている事はないので、またまたヤフーでも楽天でも同じIDを持つ事があります。しかしそれがハッカーに狙われると、1つのIDでどこにでも入り込むことができるのです。

企業の活性化を促す仕組みとして、取り組んでいるものと思いますが、十二分なセキュリティーを確保したうえで、導入に望んで欲しいものです。

この試みは「トラストフレームワーク」と言われてオランダやデンマークで取り入れられているそうです。米国でも同様の取り組みをしているようですが、どう考えても顧客の利便性を追う物には思えません。


トラストフレームワークに関する関連サイト(PDF)

ID連携が開く可能性(野村総研)
利用者の利益を守る(東大等)
国民ID制度とトラストフレームワーク

2013年9月28日土曜日

iPad や iPhone で 棚卸 をしよう!


 iPad や iPhone で 棚卸 をしよう!


株式会社プラグラムが「スマレジ棚卸ワークショップのご案内」と称して昨日体験セミナーを開催したそうです。

ワークショップの概要


内 容:・棚卸を毎月行うメリットと実際の在庫ロスについて
  • ・用意するものは、無料のスマレジと汎用Bluetoothバーコードリーダー
  • ・スマレジを使った棚卸の実演と体験
  • ・スマレジの在庫管理機能を使った在庫ロスの軽減
  • ・棚卸がもっと効率的になるオススメ周辺機器のご紹介

  • 棚卸には独自のバーコードリーダーが必要ですが、上記の会社ではバーコードリーダが別の機器になっています。最近の傾向ではバッテリージャケットのようなものにバーコードセンサーを付けてiPhoneと一体化するものも出ています。

  • 効率的な在庫管理をするためには、このような安価な仕組みを沢山使って頻度を上げることでロスを無くし、販売機会を失うことがない製品・商品状態が維持できます。大企業でも工場などの在庫管理には使えないでしょうが、販売店の在庫などはこのような仕組みで簡単に導入する事ができます。

工場の在庫が正確でも、販売拠点の在庫が不正確では困りますね。


店頭で服を選んで、サイトで買い物

店頭で服を選んで、サイトで買い物

衣料関係で実店舗とサイトの融合が始まっています。つまりタイトルにあるように店頭で実際の服を見て、注文はサイトで行う(当然店舗でも買うことはできますが)という仕組みです。これの意図するところは、紳士服の青山では店舗で採寸したデータを登録しておけばサイトでそのサイズで変えると言ったサービスで、来店しなくても以後のスーツなどサイトで買えると言う、買い方の選択肢を増やす方向性が見られますね。


ユーモア・ショップ バイ エイ・ネットというネット販売会社では、ネットへのアクセスを増やす為に実店舗と作ったそうです。これもネットへの誘導を計った方法です。店頭のレジ前にはタブレット端末「iPad(アイパッド)」を置き、自社の通販サイトを表示。店頭でなくてもネットでいつでも購入できることをアピールし、店舗とサイトの両方を使う常連客を増やす。


店のファショナブルな紙袋をもって闊歩する良いけど、その後遊ぶに行く時に邪魔になる場合があると思います。そんな時もサイトで注文すれば自宅まで配送されますから、それも利用する側の顧客の購買意欲を敷居をさげていると思います。

購入チャンスを増やす仕掛け、それが店頭とサイトの連動サービスと言えます。


2013年9月27日金曜日

東レ、M&Aで1000億円 水処理膜など2社買収するもよう

ここの所、大型合併が進んでいますが、東レがまた大きな合併を発表した模様です。しかも今朝出たばかりの炭素繊維大手の米ゾルテックの発表があっただけに、ウンジンケミカルの買収は大きな衝撃となりました。

総額1000億年の買収は、東レの戦略の中でシェアの増加をもくろむもののようです。韓国のウンジンケミカルは逆浸透膜でシェア数パーセントで東レの25%と合わせて、約30%になり、これで最大のダウ30%強に迫る準備ができました。製品レンジも東レが業務用でウンジンケミカルが家庭用と棲み分けもできていて、幅も広がるようです。

炭素繊維の苛烈な戦いは、帝人との日本組の戦いでもありましたが、東レが一歩リードした感があります。東レは業績が低迷しつつも、これらの大型投資の先行で逃げ切りたい所でしょう。車両の軽量化が叫ばれ、高級車や一部の部品として使われて居るようですが、鉄の10倍ものコストでは、競争力がないでしょう。量産でどれだけコストが下がるかですが、鉄の価格には遠く及ばないが現状なので時間がかかるのではないでしょうか?航空機にも期待が寄せられるでしょうが、これもコスト競争の中でどれだけ利用されるかが課題になると考えます。

そうなるとこの投資自体がどうであったか、新技術を有無企業を買収した方が良かったか、などの意見も出てくるでしょう。ただ自動車や航空機はエネルギー消費を抑えるための大きな課題を抱えていますから、炭素繊維の選択は大きくはずれる事はないかと思います。東レのようなアグレッシブな会社を日本はもっと応援すべきでしょう。

2013年9月26日木曜日

iPadを活用した業務改善


「iPadを活用した業務改善」に関してプレゼン資料にまとめました。iPadを使ってどうやって改善を実現していくか、関係部署もしくは責任者の方に説明するための資料です。この資料は下記のホームページからダウンロードできます。活用して下さい。

iPadで業務改善資料のダウンロード


2013年9月25日水曜日

東京エレクとLIXILの大型合併に際して

相次いで大型の業務提携や買収が続いています。それぞれが脱内需でグローバルな戦略を志向しています。このような企業が統合する時にいつも課題になるのが、システムの統合です。

以前M社とS社の化学会社が合併を目指して、そのシステム統合プロジェクトに参加したことがあります。結果としては、合併は解消されましたが、両者SAPを使っていましたので、それなりにシステムの統合は可能と判断されたようです。

しかしERPはパラメータドリブンのシステムで、設定でプロセスをコントロールするところにメリットがありますが、日本ではSAPに外付け開発したり、内部を変更したりと原型を留める事が少ないため、ERPの統合は返って融通が利かなくなる事があります。それに要件定義においても、双方譲らない事が多く、なかなか意見が収束しませんでした。

これがiPadとどういう関係があるかという事ですが、iPadの利用に際しては「特別な仕組みを組み込まない」ということです。幸いにして、AppleはOSレベルでの利用を許していません。そのため高度な開発ができないこともありますが、統一レベルが高いのもiPad利用の大きなメリットといえます。

昨今のように企業同士が、協力し合う機会が増えることを考えると、システムがスムーズに統合できる容易性の確保が重要であると言えます。システムが統合できないために合併、合弁、などが解消されたのでは、本末転倒だと言えます。

2013年9月20日金曜日

iPadが上位独占 そしてiOS7の登場

iPadが上位独占しているようです。日経パソコンのタブレット調査で非常に満足度が高いとの評価を得たようです。しかも操作性においては、非RetinaディスプレイのiPadを入れて上位3位を占めました。評価は性能・機能、操作性使い勝手、デザイン、コストパフォーマンス、サポートの5点における評価です。


  1. iPad mini(Apple)
  2. iPad(Apple:Retina)
  3. dtab (中国ファーウェイ・テクノロジーとドコモの共同開発)
  4. Nexus7(Google)
  5. iPad(Apple:非Retina)
  6. Xpedia Tablet(ソニー)
  7. REGZA Tablet(東芝)
  8. Sony Tablet(ソニー)
  9. Kindle Fire HD(Amazon)
  10. Iconia(エイサー)
  11. GALAXY tab(サムスン)
  12. ARROWS Tab(富士通)


JRの採用でも機能や使い勝手が評価されていましたが、子供でも使えるiOSに軍配があがったようです。私はiPad全機種持っていますが、やはりRetinaは抜群に見やすいです。画素数がけならNexus7の方が細かいのですが、目に優しいフォントなども影響していると思います。またKindle Fire HDも出版の確認などの為に購入しましたが、Androidと言っても独自のインターフェースを用意する事は良いのですが、その使い勝手が悪いです。その為日常的にはiPadのKindleアプリで本を読んでいます。やはり餅は餅屋と言う事で、Kindleはリテールのソフト面で頑張って欲しいです。

こうして見てきますと、iPadがAndroidを抜いて一位になっているのが頷けると思います。著書を執筆中のデータではタブレットはAndroidに比べてiPadの方が出荷台数が多かったと


2012 年は2 倍の1億2,487 万台へと急成長を遂げた。そのうち、iPad は6,585 万台でシェア53%を占めた。」とあるがAndroidなども急進しており、タブレットは情報端末の一角を担う物となった。この拡大は急成長しているため、2016年には3億台を越えると予測されている。

Year
iPad
Android
2010
1,490
0
2011
4,062
2,174
2012
6,585
5,467
2013
9,480
9,130
Total
21,617
16,771
弊著「iPadとクラウドを利用してワークスタイルを変える新業務革命のすすめ」から抜粋


これはタブレットは個人使用も多いですが、IT課題でもあるWindowsXPの保守切れに際しての次世代PCとして法人が活用する事例が多いことも携帯とは違う動きをしているのだと思います。

これに相まってiOS7の出荷により、一段と差別化が進んだように感じました。それには数ある表面的なエンハンスメントに加えて、下記にあるような企業向けの企業も充実している事にあります。

■ エンタープライズ機能
  1. 書類や添付ファイルを開くために使用するAppとアカウントを管理
  2. AppごとのVPN
  3. App Storeライセンス管理
  4. エンタープライズ・シングル・サインオン
  5. 管理対象のAppのリモート構成
  6. 他社製App向け自動データ保護
  7. Exchange Notes同期
  8. カスタムフォントのインストール
  9. 新しい管理クエリーと制限



iOS7はこれに加えて、評判の指紋認証センサーを搭載しました。これも従前の携帯にもあった背面にセットされうまく認証できなかったものとは格段の差があるようです。このセンサーに対応には韓国勢も苦慮していると言う記事がありました。

このiPadを使って、うまく業務改善に利用しましょう。


2013年9月14日土曜日

同一業務でiPadを利用するなら全員に持たせなければいけない


iPadを利用するときに一番大事なのは、その導入台数とも言えます。先のJRの例を見るまでも無く、使うと決めた以上は一気に導入しないと、その効果は薄れます。皆が同じ環境になって初めて機能するわけです。当然初期コストはかかりますが、早期に導入すれば早期に回収できると考えて下さい。

だらだらと導入していると、非効率になり、その効果が半減します。これはPCの利用を考えれば分かることです。いまではPCを使うのは業務上極めて当たり前ですから、PCが無ければ仕事はできません。しかし導入当時は、PCへの投資を渋る企業が大半でした。それとは逆に積極的に自動化に取り組んだ会社もありました。その結果、中堅企業でも大企業と同じような事務処理が可能になり、対抗できる素地ができたのです。


いまインターネットに世界では、その高価な通信網を無償で使えて、これまで大企業が専用回線でネットワークを引かないと出来ない事が、個人でもできるようになりました。この環境を如何にうまく利用するかが、アドバンテージを取るためのポイントになります。

それと同じでiPadでの業務を所与の物として使わないと、利用できる人とできない人で事務効率が変わってしまいます。少なくとも決済業務に導入するなら、管理職以上には全て持って頂くようにするべきです。社長も例外ではありません。

少しでも効率化とコミュニケーションの円滑化を推進するなら、同一業務に携わる人には行き渡るようにしないと意味がありません。営業なら当然一人一台の体制にして情報武装する必要があります。企業戦士が丸腰で戦地に出ることはあり得ません。

当然一気に導入するためには、綿密に計画し、事前テストを行い、フィードバックして改善された内容にしてから展開しなければなりません。しかし利用する現場や使用者が違えば、出てくる課題が異なること、と言う事実を,念頭に置いて、事前テストに時間をかけ過ぎず、実施を早める事が肝要です。結局は利用も展開も、一刻も早く行い、課題を早期に実務で抽出する、走りながら考える式が、一番効率的です。

道具(iPad)は使い慣れて、なんぼの世界です。使って、使い勝手を検証して、アプリに反映する、アプローチで検討してみては如何でしょうか?

iPadとクラウドを利用してワークスタイルを変える新業務革命のすすめ

2013年9月12日木曜日

JR東日本が iPad miniを大量(7000台)導入した理由


タブレット選定に際しては、やはり複数の製品を検討したようです。その結果バッテリーの持ち時間、セキュリティー、実積(導入例が多い)だそうです。

そもそもの導入動機は、ダイヤが乱れたときに「通常以外の運行表を送付する」為に利用したいと言う事でした。それまでは、ご多分に漏れずFAXでの送付だったのですが、それを受けとる時間がかかるし、やはり取り漏れなど在ったんだと思います。

タイムリーに且つ確実にデータを受けとる事にiPad miniが使われたのです。この要望はJR東日本でなくとも在るはずです。これまでも多くの企業でFAXの利用がiPadに変わっています。中にはFAXしかない取引先もあると思いますが、会社に届いたFAXをPC転送できる機能があれば、簡単にiPadで確認する事が可能です。

複合機をお使いの方は、PC転送機能を利用してみて下さい。出入りのFAX会社の営業マンに確認されるとすぐに分かります。アプリならeFAXがあります。





2013年9月11日水曜日

iPhoneのカメラの性能があがって嬉しいこと


今回のバージョンでは以下の機能が追加変更されました。大きく7点程ありますが、ビジネスで使う観点からは、1,2,6,7がかなり役立ちます。

  1. 画素数は8Mのままセンサーの大きさが現行機の15%アップ
  2. F値は2.4から2.2になった
  3. 1秒間に10枚のバースト(連写)モード
  4. 毎秒120フレームのスローモーション動画撮影
  5. マルチショットとバーストモードのベストショット選択
  6. 撮影後の画像加工ではなく、撮影時に色温度を測定してフラッシュの白い光を調節する「True Tone」フラッシュ
  7. 静止画像向けの自動手ぶれ補正機能

私は著書iPadとクラウドを利用してワークスタイルを変える新業務革命のすすめ でも紹介しましたが、書類や白板をカメラでScanすることを日常的にやっています。1,2の機能変更で、書類をより精度の高い細かさで撮る事ができます。A4ならこれまででも良いのですが、A3の場合は文字が小さすぎて、後で画面を拡大してもぼける事があります。場合によっては半分づつ撮影して手間でした。しかし7の機能も含めて大きな戦力になりそうです。早く使って見たい物です。

また会議室など薄暗い場合には、6のフラッシュのコントロールが有効です。これまで近接撮影で使用するとハレーション気味になりますので、わざとOFFにしていました。当然手振れも増えますし、取り直す事もありましたが、これからはAutoのままで行けそうですね。




iPhone5s 指紋センサーでビジネスアドバンテージ

iPhones5sで指紋センサーが付いたことは、iPadでも同様な仕様が想定されます。できれば今回のNewiPadで搭載して欲しいですが時期は分かりません。セキュリティーに強化はビジネス上必須要件ですから、またAndroid(中にはセンサー付ありますがシェアーが足りず効果はありません)の一歩先に出ることができました。

指紋センサーなどの生体認証はPCでは装備できる製品がありました。私もMac用にiBUFFALO 直挿し型USB指紋認証機器 ブラック BSSN02BKを使っています。クライアントの大事なデータを扱うのは殆どクラウドに格納してありますが、それへのアクセスもされると困るからです。余談ですが、クラウドサービスには、殆ど2重認証パスワードを設定しています。これはID,Passwordでログインした後に、指定した携帯に2番目のランダムパスワードが送られる仕組みです。しかも着信後数秒〜10秒程度で次のパスワードに変えられますので、受信後すぐに送信されたパスワードでアクセスしなければなりません。極めてセキュアな環境です。


先に銀行でのiPad利用を紹介しましたが、今後益々個人情報にアクセスされ個別のニーズにあったサービスが展開されます。金融機関では特に個人や法人の資産状況や借入情報などがありますので、端末に簡単にアクセスされる仕組みでは困る訳です。今回の指紋センサーがiPhoneに搭載されたのは、喜ばしいと同時に次をしっかり見ているな!という印象を受けました。

 

いよいよ後2時間強でiPhone5sの発表です


ドコモ参戦?始め、中国移動などでデリバリされるそうですが、Appleの今後の展開が見え隠れします。でも安売りはして欲しくないですね。iPhone5cは本当に必要なんでしょうか?Macを漢字Talkから使っている身としては、特別な存在でいて欲しいです。

あと数時間で始まります。iwatchも出さないし、何を志向しているのか分からない、昨今のAppleを心配しています。サプライズを期待しています。

2013年9月6日金曜日

ドコモが参戦 iPhone


早朝から各紙を賑わしている話題として「ドコモがiPhoneをついに取扱う」といった記事がでています。しかしドコモはこの記事を否定しています。正式に発表していないと。

しかし8月末の「iPhoneの準備が整った」発言含めて既成の事実となりつつあります。この10年でシェアを56%から42%にまで落としているようです。これまでのような殿様商売ができなくなったのをやっと自覚したのでしょうか?

しかし時すでに遅しで、今更ドコモがiPhoneを扱うからと行って、これだけの顧客が戻ると考えているのでしょうか?すでの取得意欲のある人達は、ソフトバンクやKDDIで購入ずみだと思います。Appleにとっては顧客が増えるでしょうから良い条件とは思いますが、キャリアとしてはLTE回線や次世代回線でのアドバンテージが示せない今、有効な手立てになるかどうかですね。

またドコモがそれなりの通信サービスを提供するなら、他の2社も黙って居ないでしょうから、これも顧客に有利になってもドコモが潤う図式にはならないと思います。

とは言え、法人営業的には大口も持っていると思われますので、これ以上の流出を止めるには有効な手段だと思います。

これらの現象や世界の趨勢から考えると、すでにスマートフォン、タブレットがこれからの主流である事は間違いありません。このブログタイトルでもあるiPadの利用も一層多くの分野で利用され続けるでしょうね。

2013年9月2日月曜日

一歩踏み込んだ使い方が大事


日経新聞(日経新聞の2013/9/2 1:55付け)によりますと、京都の信用金庫が法人営業用にiPad miniを導入しました。次いで10月には個人営業用にiPadを導入するようです。まずは248人で1000万の投資ですから1台当たり4万程度の投資になります。融資関係の説明に使うようですが、多くの企業で営業向けに説明書類(パンフレット)などを入れているケースが多いです。

WindowsXPから7に変えて持ち歩くことを考えたら、保守サービスが終わるこの時期にiPadを導入するに至ったのは、賢い改革です。WindowsOSとOfficeの変更だけでも上記の金額を超える額になりますし、機材であるPCは古いままです。今後もiOSなら無償でバージョンアップされますから、純粋なアプリに投資できると言うものです。


ただ次の一歩(もっと利用する)に出ている企業が少ないのが残念です。融資の説明ですからシミュレーションなどできるようになっていると思いますが、相談する側にしてみれば、既存の融資分との関係も明示的にして欲しいはずです。個人情報は持たないのは当たり前としても、顧客情報への接続はできる訳ですから、個別のきめ細かいサービスが提供できるようにならなければ、何の為のiPad利用でしょうか?PCとは違うサービスを提供する事が、使う側、提示される側のメリットになります。


一歩踏み込んだ使い方をしているある製薬会社では、製品説明と同時に受注ができるようになっています。目の前で在庫まで確認できるし、納期も即回答でします。そこまで来たらかなり双方にメリットが出てきます。当然ですがそのバックエンドのシステムはリアルタイムで対応出来るようなものに為なければなりません。しかしその場で受発注ができれば効率はもとより、ビジネスチャンスを逃しませんから、使うならここまでを検討しなければならないでしょう。