2013年9月2日月曜日

一歩踏み込んだ使い方が大事


日経新聞(日経新聞の2013/9/2 1:55付け)によりますと、京都の信用金庫が法人営業用にiPad miniを導入しました。次いで10月には個人営業用にiPadを導入するようです。まずは248人で1000万の投資ですから1台当たり4万程度の投資になります。融資関係の説明に使うようですが、多くの企業で営業向けに説明書類(パンフレット)などを入れているケースが多いです。

WindowsXPから7に変えて持ち歩くことを考えたら、保守サービスが終わるこの時期にiPadを導入するに至ったのは、賢い改革です。WindowsOSとOfficeの変更だけでも上記の金額を超える額になりますし、機材であるPCは古いままです。今後もiOSなら無償でバージョンアップされますから、純粋なアプリに投資できると言うものです。


ただ次の一歩(もっと利用する)に出ている企業が少ないのが残念です。融資の説明ですからシミュレーションなどできるようになっていると思いますが、相談する側にしてみれば、既存の融資分との関係も明示的にして欲しいはずです。個人情報は持たないのは当たり前としても、顧客情報への接続はできる訳ですから、個別のきめ細かいサービスが提供できるようにならなければ、何の為のiPad利用でしょうか?PCとは違うサービスを提供する事が、使う側、提示される側のメリットになります。


一歩踏み込んだ使い方をしているある製薬会社では、製品説明と同時に受注ができるようになっています。目の前で在庫まで確認できるし、納期も即回答でします。そこまで来たらかなり双方にメリットが出てきます。当然ですがそのバックエンドのシステムはリアルタイムで対応出来るようなものに為なければなりません。しかしその場で受発注ができれば効率はもとより、ビジネスチャンスを逃しませんから、使うならここまでを検討しなければならないでしょう。


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