2013年9月29日日曜日

「複数サイトでもIDは1つ 利便性向上、政府が企業連携支援」とはどんな意味

これは例で見るとヤフーとTUTAYAがネットで利用するIDとポイントを統合したことからも分かるように、いくつものサイトで同じIDで入る事が出来ると言うことです。楽天がこれに参加すると、ヤフーと楽天に同じIDで入る事ができるようになります。

一件便利そうに見えますが、これは政府が指導する顧客情報の共有化と言う事で、ある種個人情報の公開に近い物になります。そもそも個人としてIDはそれ程多く持っている事はないので、またまたヤフーでも楽天でも同じIDを持つ事があります。しかしそれがハッカーに狙われると、1つのIDでどこにでも入り込むことができるのです。

企業の活性化を促す仕組みとして、取り組んでいるものと思いますが、十二分なセキュリティーを確保したうえで、導入に望んで欲しいものです。

この試みは「トラストフレームワーク」と言われてオランダやデンマークで取り入れられているそうです。米国でも同様の取り組みをしているようですが、どう考えても顧客の利便性を追う物には思えません。


トラストフレームワークに関する関連サイト(PDF)

ID連携が開く可能性(野村総研)
利用者の利益を守る(東大等)
国民ID制度とトラストフレームワーク

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