2015年9月19日土曜日

iOS9はどうかわったか?良い面・悪い面

多くの方がアップデートされたと言うiOS9。今回はこれまでに比べて結構大きく変わっている。なんと言っても驚いたのは、キーボードが小文字になっていること。これは一般的なキーボードが大文字ベースであることを考えると、なんで?という感じ。ブラインドタッチができないソフトキーボードではかなり厳しい。


これはiPhoneでもiPadでも同じ。これは入力用としては頂けない。奇をてらった訳ではないだろうが、責めて環境設定でディフォルト設定を選択できるようにして欲しい。



その他筆者が使っている日経新聞電子版だが、Evernote連携がリセットされていたので、再設定する必要がでてきた。OSが変わるといつも設定が変わるがこれを継続してもらえると再設定が必要なくなり利便性が高くなる。


大きくアプリとして変わったのが「メモ」だろう。これまで文字ベースだったが手書きもできるようになって大変使い勝手が良くなった。


 写真なども貼り付けられるので、色んな事ができそう。ホワイトボードの内容を写真にとって、そこにコメントを手書きで入れる事もできるし、これを共有する事もできるようになった。メモを使う機会が増えそうだ。なんと言っても起動時間が短く立ち上がりが早い。


またiPadでは2画面が利用できる様になったのは非常に便利だ。これを今までリリースしなかったのは罪であろう。使い方は動画にもあるが、画面も大きさも自由に変える事ができる。これとメモだけでも、iOS9に変える価値はある。実感はできないがバッテリー時間も延びると言う。

この他スポットライトの形式が2つになった。
①これまでの画面中央から下にスワイプに加え
②画面左方面にスワイプしてもSpotlightにアクセスができる

パスコードが4ケタから6ケタに変更されたり、起動アプリの表示方法がオーバーラップ形式で現れる様になっているなど、地道な?変更も加えられている。



2015年9月13日日曜日

iPad Proが欲しい

発表前から欲しいと思っていたが益々欲しくなってきた。OSのレベルではあるが、2画面がストレス無く使えるのは、この大きさがやはり効果的だろう。iPad miniで2画面でもあまり有効には使えないだろう。とは言え2画面は魅力的。




その上、スタイラスペンもされことながら、キーボードまで用意されていた。しかもこのキーボードはBluetoothではなく接触して通信させるSmart Connectorという形式にした。電気の消費量が抑えられている。ビジネスを意識したProならではだろう。プレゼンにも使えるし、ワコムのような入力タブレットなしに本格的なグラフィック作成ツールとしてダイレクトに描くのに使うことが無理なく出来る。スピーカーも四隅にあって音響も強化されている。その意味では音でのプレゼンも期待できるし、プライベートでも映画など大型画面で見ることができる。
Apple サイト

もう良い事づくめで、ここまで見てくると買い!以外の何者でもない。しかしネックになるのは価格と言える。確かにタッチパネルはMacにないので、使い分けとしては考えられるが、例えばOfficeなどはまだまだMacでの使い勝手で良いし、大量の文書を作成する上でもMacの方が正直使いやすい(但しこれはiPadAir2までの経験での判断だが)。

キーボードが20,000円、スタイラスペン12,000円で周辺機器だけで32,000円になる。これに後はメモリー次第のiPadProの価格を加えると、それぞれ値段はWi-Fiモデルの32GBが799ドル(約9万7000円)、128GBで949ドル(約11万4900円)、128GBでセルラーモデルは1079ドル(約13万500円)なので、フルセットで129,000円から162,500円になっている。

なぜ64Gがないのか分からないが、まあ音楽も動画もその他ファイルもiCloud前提と考えると、32Gも良いのだが、現在iPadやiPhoneで128Gを使っている筆者としては、デバイス内にデータがある安心感はある。iPadProがiPadAir2を外部デバイスで使える機能があると良いのだが。



2015年8月23日日曜日

iPadで日経ビジネスを読むキャンペーン

日経ビジネスは今月末8月31日まで各1000台(iPad Air2 とnimi)限定でiPad付き日経ビジネスを売っている。筆者はこのキャンペーンを利用してる訳では無いが、この日経電子版から情報を収集している。ビジネス記事をいつでもどこでも反芻することができる。

iPadと日経ビジネスで進もう

iPadでは新聞そのものを見る事ができるし、Webサイトからは仮想印刷でPDF化する事もできるので、それをEvernoteにクリッピングしている。Macではサイトから直接Evernoteにクリッピングできる機能があるので非常に重宝している(筆者の電子版の機能では)。

iPadと日経ビジネスで進もう

この価格でiPadが手に入り、日経ビジネス電子版が手に入るのは非常に廉価な設定だ。筆者は日経新聞および雑誌のすべてが読めるフル版なので、これを選択する事はないがコストを考えるとかなり食指も動く。日経電子版はバックナンバーも読めるので、本当に便利なある種データベースになっている。

これを機会に読者の皆さんも日経ビジネスを導入してみてはどうだろうか!

2015年8月19日水曜日

iPad美容室ネット予約 iPadで明朗会計&レジ

サロンボード

サロンボードが注目されているそうだ。リクルートのシステムで勢力的に展開されている。リクルートとしては、サロンの業務効率化の一環で支援しつつ、加盟店の抱え込みが狙いだとする。



サロンボードHP

エアレジ

サロンボード自体は、HOT PEPPERビューティーからネット予約できるシステムだったが、それとAirレジと連携して会計処理ができるようになった事が利便性の強化となった。
Airレジはいま8月27日より周辺機器のレンタルが無料になるようだ。

エアレジHPより

Square

またこのAirレジはSquareと提携しているため、店頭でのクレジット決済も可能になる。大がかりなシステムもいらずに決済もできるので利便性は高いだろう。

2015年8月18日火曜日

iPad5700台で人手不足克服 現場監督の手書き メモまで電子化

ちょっと前に竹中工務店がiPadを活用している記事を掲載したが、今度は大林組の取り組みについて紹介しよう。これは日経コンピュータDigitalに載った記事である。

大林組では2012年8月からiPadを3000台導入したが、現在(2015年5月末時点)で5700台のiPadが活躍する事になった。

出典:日経コンピューデジタル

iPad導入は、白石達 代表取締役社長のトップダウンで決まったという。堀内英行グローバルICT推進室 技術課長は、「オフィスや工事現場の現地事務所でIT化が進む一方で、現場監督の仕事では紙による作業が残った。これが効率化を妨げていた」と話す。」(出典:日経コンピューデジタル

大林組では社長のトップダウンで導入が決まった。一番やりやすいケースだ。ITリテラシーの高いトップマネジメントがおられると先進的な環境を享受できる。

竹中工務店と決定的に違うのは、独自の開発アプリが多い事だ。
 ① 施工検査アプリの「GLYPHSHOT」
 ② 図面閲覧アプリ「CheX」
 ③ 現場の手帳を電子化した「eYACHO」

が三種の神器である。

特に③はMetamojiと共同開発しているので、肝煎り具合がわかる。この他にも機能を限定した表計算ソフトまで開発したようだ。Metamojiは手書きアプリで有名なMetamojiNoteの開発会社で一太郎を作った浮川社長の経営する先進企業である。


独自に開発する事で、現場には使いやすい機能を提供する事はできるが、メインテナンスなどを考えると市販のパッケージ機能を使った竹中工務店の考え方にも頷ける。

どう使い分けるかは、その会社のポリシーにもよるが市販アプリと旨く使い分けを考えて、独自の業務遂行を考えて生産性を上げられるのであれば、開発する事のメリットはあるだろう。



2015年8月16日日曜日

大画面「iPad Pro」発売は見送りかも?

「複数の情報筋から、新たに製造ラインへ乗ってくるiPadシリーズは、当面は「iPad mini 4」なるコンパクトモデルのみに限られることが明かされたんだとか。この様子では、同時に登場するとも予測されていた「iPad Air 3」2016年以降のリリースへと見送られるほか、年内のiPad Proの発売も可能性が低そうだとのことですよ。」(ギズモード2015/08/16)



確かに賛否が多かったが、最新のiOS9では画面分割機能などがあって、それなりに期待があった。筆者も多いに期待してプレゼンなどで大きな画面が必要でない場合、これだけで行けると考えていた。そんな矢先MacBook retina12インチが発売された。


多くの記事では、この時点でiPad Proの発売に関して疑問視する気配が見えていた。今更ながら発売を見送ると言う事はどう言う事なんだろうか?



最近のAppleは販売と言う点ではいくつもの新しい製品が発売されるが、iPodが出たときのような複合的仕掛け、つまりインターネットを使ったiTunesとの連携など、ユーザーへの新しい提案がない。確かにiMusicなどのストリーミング音楽はだしたが、それはこれまでのサービスの延長に過ぎないしAppleの独断場のサービスでもない。Apple Watchもしかりだ。

製品とサービスが一体化した時に爆発的な効果がでるのではないか?他社がだしているから、大きなタブレットを販売する、Watchを売り出す、では誰も食指が動かないだろう。こう言ったタイミングでジョブスなら販売しただろうか?


筆者も大抵のAppleファンには負けない自負がある。Apple IIから知っているしMacintoshの漢字Talkからのユーザーでもある。Windowsは仕事だけと割り切って、良い物(Mac)を応援し続けてきた。その結果、iPhoneが産まれ応援してきたが、やはりジョブスがいなくなるとこんな感じになってしまうのだろうか?

ちょっと寂しい気がしている。とは言え、やはりAppleの製品だけにiPad Proに関しては、延期するなら仕掛けを考えて欲しい。プロジェクション機能やキーボード投影などのありきたりでもあると便利な機能を内蔵するとか。やるなら全部入りでお願いしたいものである。またIBMとビジネス連携をしている事でもあり、業務に特化したサービスのバンドルセットも考えられる。


知恵を絞った提案が欲しいものだ。


2015年8月13日木曜日

AppleのiPadビジネス

こんな画面がAppleサイトにあることをご存じだろうか?

Appleサイトより

AppleとIBMのビジネス向けサイトである。IBMカンファレンスの記事業務提携に至った経緯について考察してみたが、現実にこのようなサイトでビジネスにも積極的に参加している事を訴えているのである。


基本的にはiPad自体が何か作業をしてくれる訳では無いが、そこに搭載されるアプリとの連携でこれまでにない利便性を仕事の現場に持ち込む事ができる。トップ写真にあるような現場(工場ライン)での活用で成果をだした企業にヤマハがある。

ここではセル生産のラインにiPadを使ったシステムを導入して、現場の生産日報をなくし且つリアルタイムで生産状況を把握するようにした。その結果、遅れている生産ラインに即時に人を補充するなどフレキシブルな対応が実現でき生産性があがった。テストケースで年間1000万円のコストを削減している。全ラインでの想定はこの数倍の削減に繋がると聞いている。

このような事例を考えて見ると、即時性にその利用価値がある。PCと同じ考えでまとめて処理するなどという考えはない。状況に応じた情報の提供と情報の取得が、iPadなどのハンディデバイスを利用する上では一番大事なポイントだろう

IBMと協業する事で人工知能機能もかなり精度を上げた内容を提供できるだろう。SiriとWatosonが連携すればかなり、おりこうな人工知能ができあがりビジネス現場でのアドバンテージが高まる。ソフトバンクとの関係もあるので、Apple+IBM+Softbankの連携プレーがあるかもしれない。

Appleのビジネスは益々面白くなる。

2015年8月12日水曜日

竹中工務店のiPad活用で現場の複数管理

「竹中工務店は昨年(2014年)4月、約3000台のiPadを本格導入した。同時に様々な業務アプリも用意し、「竹中スマートワーク」と呼ぶ新しい働き方を推進している。このスマートワークで、業務効率を10~15%高めることを狙う。」(出典:日経新聞電子版8月3日日経ストラテジー再掲載)

現場で作業する人にとって軽さは一番の利点と言える。500g程度の重さは持って歩くには適切な重量だ。これが軽すぎても安定さがなくなり立って見る場合は特に適度な重さも必要となる。

(出典:日経新聞電子版8月3日日経ストラテジー再掲載)

竹中工務店の使い方は、かなり広範囲で使われているが、特に特徴的なのは以下の3点と言う事ができる。iPadは当たり前だがPCでの作業の殆どが行える。且つ通信機能があるためWiFi機器を持ち歩く必要もない。今回の特徴はその通信機能を多用している点である。


  1. 図面の確認
  2. 複数現場の管理
  3. Face Timeの利用
1.の図面を確認する方法は、特別目新しいものではないが、図面を見ながら作業者に指示するプロセスである。クラウドデータとして最新図面を格納して、図面と現場の違いなどを確認されており、単に確認するだけでなく作業の進捗に係わるプロセスで使われている所が進んでいる。

(追記2015/08/13)-------->
図面や貴重なノウハウ(機密情報)を閲覧するのに使われたアプリがインフォテリアのコンテンツ管理システムの「Handbook」だ。プレス発表がある。特徴はセキュアな機能である。

ログ・統計機能
編集操作ログ

コンテンツ編集履歴の取得

閲覧操作ログ
コンテンツ閲覧履歴の取得(期間指定可)
統計画面
閲覧操作、ランキング等のグラフ描画
結果のダウンロード
アンケート/試験結果のCSV出力(期間指定可)
セキュリティ機能
認証
パスワード認証、デバイス認証、接続デバイス種類制限
配信管理
ユーザ、グループ別のアクセスコードによる配信管理
漏洩防止
ダウンロード禁止、外部アプリ起動禁止、通信暗号化、パスワード保存禁止


ちょっと異なるがデータ連携ツール【ASTERIA WARP】の製品紹介ビデオも紹介しておく。「ASTERIA WARP」は基幹システム、クラウド、ビックデータなどあらゆるデータソースに対応し­、ノン・プログラミング高速開発!するTOOLだ。

(追記2015/08/13)-------->


2.の複数現場管理ではWebカメラとの連携を実現している。iPadとWebカメラの遠隔監視を実現する事によって担当者がいくつもの現場を確認する事ができる。
iPadでカメラの向きを8方向に動かしたり、縮尺を調整したりしながら、作業者の働きぶりや施工状況をその場にいなくても詳しくチェックできる。

(出典:日経新聞電子版8月3日日経ストラテジー再掲載)

3.のFaceTimeの利用である。あまり活用されていない様だが、それでもFaceTimeを使えば映像を通しての説明が可能になるので、内容の濃いやり取りができるという。その意味では電話だけでは伝えきれない現場の状況を説明する事ができる。

iPadの利用方法は幾つもあるが、いかに効果的に使うかがポイントになるだろう。iPadを使うことで、何がどのように変わって、どれだけ作業が削減できるか(したいか)などの目標を設定する事で効果を測定できる。