2015年8月12日水曜日

竹中工務店のiPad活用で現場の複数管理

「竹中工務店は昨年(2014年)4月、約3000台のiPadを本格導入した。同時に様々な業務アプリも用意し、「竹中スマートワーク」と呼ぶ新しい働き方を推進している。このスマートワークで、業務効率を10~15%高めることを狙う。」(出典:日経新聞電子版8月3日日経ストラテジー再掲載)

現場で作業する人にとって軽さは一番の利点と言える。500g程度の重さは持って歩くには適切な重量だ。これが軽すぎても安定さがなくなり立って見る場合は特に適度な重さも必要となる。

(出典:日経新聞電子版8月3日日経ストラテジー再掲載)

竹中工務店の使い方は、かなり広範囲で使われているが、特に特徴的なのは以下の3点と言う事ができる。iPadは当たり前だがPCでの作業の殆どが行える。且つ通信機能があるためWiFi機器を持ち歩く必要もない。今回の特徴はその通信機能を多用している点である。


  1. 図面の確認
  2. 複数現場の管理
  3. Face Timeの利用
1.の図面を確認する方法は、特別目新しいものではないが、図面を見ながら作業者に指示するプロセスである。クラウドデータとして最新図面を格納して、図面と現場の違いなどを確認されており、単に確認するだけでなく作業の進捗に係わるプロセスで使われている所が進んでいる。

(追記2015/08/13)-------->
図面や貴重なノウハウ(機密情報)を閲覧するのに使われたアプリがインフォテリアのコンテンツ管理システムの「Handbook」だ。プレス発表がある。特徴はセキュアな機能である。

ログ・統計機能
編集操作ログ

コンテンツ編集履歴の取得

閲覧操作ログ
コンテンツ閲覧履歴の取得(期間指定可)
統計画面
閲覧操作、ランキング等のグラフ描画
結果のダウンロード
アンケート/試験結果のCSV出力(期間指定可)
セキュリティ機能
認証
パスワード認証、デバイス認証、接続デバイス種類制限
配信管理
ユーザ、グループ別のアクセスコードによる配信管理
漏洩防止
ダウンロード禁止、外部アプリ起動禁止、通信暗号化、パスワード保存禁止


ちょっと異なるがデータ連携ツール【ASTERIA WARP】の製品紹介ビデオも紹介しておく。「ASTERIA WARP」は基幹システム、クラウド、ビックデータなどあらゆるデータソースに対応し­、ノン・プログラミング高速開発!するTOOLだ。

(追記2015/08/13)-------->


2.の複数現場管理ではWebカメラとの連携を実現している。iPadとWebカメラの遠隔監視を実現する事によって担当者がいくつもの現場を確認する事ができる。
iPadでカメラの向きを8方向に動かしたり、縮尺を調整したりしながら、作業者の働きぶりや施工状況をその場にいなくても詳しくチェックできる。

(出典:日経新聞電子版8月3日日経ストラテジー再掲載)

3.のFaceTimeの利用である。あまり活用されていない様だが、それでもFaceTimeを使えば映像を通しての説明が可能になるので、内容の濃いやり取りができるという。その意味では電話だけでは伝えきれない現場の状況を説明する事ができる。

iPadの利用方法は幾つもあるが、いかに効果的に使うかがポイントになるだろう。iPadを使うことで、何がどのように変わって、どれだけ作業が削減できるか(したいか)などの目標を設定する事で効果を測定できる。


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