2013年11月19日火曜日

iPadが学校用タブレットのナンバーワンになった理由


小学校から大学に至るまで、教育機関での導入や活用が進みつつあるタブレット。中でも導入率、導入意欲ともに高いのが、Appleの「iPad」だ。TechTargetジャパンが2013年10月に実施した読者調査でも、授業でのiPadの導入率は32.6%と、11.3%のWindows 8/RTタブレット、10.6%のAndroidタブレットと比べて高いことが分かった。今後の導入意向でも、iPadはWindows 8/RTタブレットやAndroidタブレットを上回る。(TechTargetジャパン2013年11月19日 08時00分 UPDATE)

記事によると以下の理由があるようだ。

  1. セキュリティが高い
  2. ユーザビリティ
  3. 管理のしやすさ
  4. バッテリーの持ちのよさ

「1のセキュリティが高い」に関してはJR東日本がiPadを7000台導入した際も、大きな決定要因となっている。一応Appleの審査があったものがApp Storeからダウンロードする形式であるため、この点は事実である。AndroidやMicrosoft AppsのStoreはフリーなのでWindowsがそうであるようにマルウェアなどのターゲットになりやすい事は確かである。

「2.ユーザビルティー」はなんと言ってもアプリが並んでいて選択して使える事もある。Androidも基本Appleを習ったためか、同じように見えるが、これが面倒である。何でもできるものは、使い側からすると煩雑な印象を与える。Windowsが細かな設定ができるようになっているが、あちこちにあり操作性に一貫性がないのと似ている。Macで培った分かり易さはタブレット時代になっても変わらない。iOSもかなり安定した感じを醸し出している。

「3.管理のしやすさ」は何とも言えないが、AppleにはApple Configuratorがある。
デバイスの準備。複数の新しいiOSデバイスを準備する際は、統一的な構成を1つ用意して、ユーザーに配布することができます。デバイスを最新バージョンのiOSにアップデートし、構成プロファイルとアプリケーションをインストールし、組織のMDMサーバに登録した上で、デバイスをユーザーに配布します。iOSデバイスを日常業務用として従業員に提供する場合、デバイスの準備は最適な配備オプションです。
デバイスの監視。iOSデバイスを監視する方法では、デバイスを直接的な制御下に置いておくことができ、継続的な構成が可能です。デバイスは構成を適用して配布し、使用後はApple Configuratorに再接続するだけで構成を再適用することができます。特定のタスク(小売、現場サービス、医療など)専用にデバイスを配備する場合や、クラスや研究室で学生にデバイスを共有させる場合、iOSデバイスを(たとえばホテル、レストラン、病院などで)顧客に一時的に貸し出す場合などには、デバイスの監視が最適です。
デバイスの割り当て。最後に、監視対象のデバイスを組織内の特定のユーザーに割り当てることができます。デバイスを特定のユーザー向けにチェックアウトし、そのユーザーのデータをすべて含むバックアップをデバイスに復元します。デバイスを再度チェックインする時には、ユーザーのデータを後で使用できるようにバックアップします。別のデバイスにデータを持ち越すことも可能です。ユーザーが、どのデバイスを与えられても、長期にわたって同じデータやドキュメントを使用する必要がある場合は、この方法が最適です
 AndroidやMicrosoftにもモバイルデバイス管理(MDM)が揃っているので大きなアドバンテージになるとは思えないが、その他のカバーや周辺機器が充実している事もiPadの方が一日の長としてのメリットであろうか。

「4.バッテリ」に関しても、カタログ的にはどれも大差ないと思うが、最近のAndroid系も画面がRetina以上にしたためか、減りが早くなっているとい聞く。しかしiPadに関しては放っておけばスリープするので、連続で使って居る感じでも2日ぐらい使える。


以上の事から学校用に使われて居ることが多いと言う。しかしiPadがでたときから直感的であるとして、米国では児童に使わせていた例もあるように、だれでも使える感触はiPadにまさるものはないと思う。


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